臨床工学科

2022年4月開設

臨床工学とは現代の高度医療における医療の質と安全を守るための重要な学問です

現代の高度医療では、人工呼吸器やECMO(エクモ)などの生命維持管理装置の進歩により
救命率が飛躍的に向上しています。また、カテーテル治療や内視鏡手術など低侵襲治療の革新で、
より安全に質の高い医療を提供できるようになりました。
このような環境の中で、医療機器の操作や管理を担う臨床工学技士は高度医療を支える重要な仕事となります。
また、医療機器の進歩に応じて臨床工学技士に求められる知識や技術も変化しています。
本学では、医療機器を正確かつ安全に操作・管理できる最新の知識と即戦力の技術を習得し、
高度医療の質と安全を守ることができる人材の養成を目指します。

臨床工学技士の仕事

病院では、患者さんの病気の診断や治療にさまざまな医療機器を使用しており、安全かつ有効に活用することが、医療の質に大きく関わってきます。これらの生命維持に関する医療機器の管理を臨床工学技士が行っています。

取得可能な資格
●臨床工学技士 国家試験受験資格
●第2種ME技術実力検定試験
●第1種ME技術実力検定試験
●医療機器情報コミュニケータ(MDI C)検定試験
卒業後の学位
●学士(臨床工学)

在学生の主な出身高校

臨床工学科の主な授業

講義・演習

解剖生理学演習/専門基礎科目
臨床工学技士の主業務である人工心肺や人工呼吸器の操作に必要な人体の解剖生理(循環器系、呼吸器系、腎泌尿器系など)について、資格試験対策にもなるよう演習形式で学ぶ。
生体機能代行装置学実習Ⅰ/専門科目
人工心肺装置、人工呼吸器、人工透析装置の基本的な操作方法や安全な管理方法について、実際の医療機器を使用して少人数のグループごとに学ぶ。
呼吸療法装置学/専門科目
人工呼吸器やECMOを用いた治療方法など、重症な患者の呼吸管理に必要な実践的知識を、症例ごとにケーススタディ形式で学ぶ。
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