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おしらせ
診療放射線学科の卒業生が日本放射線技術学会北海道支部より優秀研究賞を受賞しました
今春まで保健医療学部診療放射線学科に在籍しておりました小原拓也さん(現・八雲総合病院 診療放射線技師)が、昨年の秋に開催された公益社団法人日本放射線技術学会北海道支部 第77回秋季学術大会(web開催)にて、卒業研究のテーマであった「Parallel Imaging技術を用いた3D cine PC MR 撮像法における 血流動態解析の精度検証 ~ヒトの心拍を模擬した拍動流におけるファントム実験~ 」を口述発表し、優秀研究賞を受賞されました。
この研究は、MR装置を用いて血管内の血流を測定し可視化することによって、動脈瘤や動脈硬化などの血管性疾患を非侵襲的に診断しようとするものです。その血流測定の精度を検証するために、流体ファントムとヒトの脈動を模擬できる特殊なポンプを用いて流体実験を行いました。その結果、高速撮像技術の1つであるParallel Imaging技術を用いても、測定精度を大幅に下げることなく、撮像時間を短縮できることが明らかとなりました。
学部生が卒業研究のテーマを著名な学会で発表させて頂けることは、大変名誉なことであり、さらに優秀研究賞まで頂けたことは、今後の大きな励みとなり、診療放射線技師として業務や研究活動に活かされることと思います。益々のご活躍を期待しております。
指導教員
保健医療学部 診療放射線学科
准教授 福山 篤司